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「なんか古いな」と思われるHPの共通点。技術より先に直すべき5つのポイント

ホームページを開いた瞬間、「なんか古いな」と感じた経験はないでしょうか。

その感覚は多くの場合、正しいです。そしてその感覚を持った訪問者は、数秒以内にページを閉じます。

問題は、HPを持っている側がその「古さ」に気づきにくいことです。毎日見ているものは、少しずつ変化しても気づきません。「作ったときはよかった」という記憶がそのまま残ります。だから「古くなっていること」は、外から見て初めてわかります。

この記事では、多くのHPに共通して見られる「古く見えてしまうポイント」を整理しました。技術的なリニューアルの前に、まずここを確認してみてください。

目次

「古さ」は技術の問題ではない

誤解されがちなことがあります。「HPが古く見える原因は、古い技術で作られているからだ」という思い込みです。

実際には、最新の技術で作られていても古く見えるHPがある一方、数年前に作られていても新鮮に見えるHPがあります。

違いは何でしょうか。「更新されている感」と「使われている感」があるかどうかです。

訪問者は無意識のうちに、「このサイト、今も使われているか」を確認しています。そのサインを拾って、信頼するかどうかを判断しています。古く見えるHPは、そのサインが「放置されている」方向に出ているだけです。

① お知らせが数年前で止まっている

HPの中で最も「鮮度」が可視化されるのが、お知らせや更新情報のセクションです。

2021年4月  新年度のご案内
2020年12月 年末年始の営業について

こうした表記が残っているHPは少なくありません。訪問者が感じることはシンプルです。「まだこの会社、やっているのかな?」

お知らせが止まっているということは、その会社が動いていないように見えます。実際には普通に営業していても、HPの上では「止まっている」状態になっています。

加えて、フッターの著作権表記も確認してください。「© 2018 〇〇」という表記が残っていれば、それだけで5〜7年前のままということが一目でわかります。

確認ポイント: 直近のお知らせはいつか。著作権表記の年号は今年か。

② 写真が「借り物」のまま

フリー素材の笑顔の外国人が並ぶトップページ。2010年代によく見たあのデザインは、今もまだ多くのHPに残っています。

フリー素材が悪いわけではありません。問題は、訪問者が「この人は実際にここで働いている人じゃない」と瞬時に気づいてしまうことです。

写真は信頼の担保です。実際のスタッフ、実際のオフィス、実際のサービスの現場が写っているかどうかで、信頼感は大きく変わります。どれほど丁寧な文章があっても、写真が「借り物感」を出していれば、その文章の説得力は半減します。

もう一つ見落とされがちなのが、画質です。スマートフォンのカメラが高精細になった今、画質の低い写真は「昔撮ったまま」の印象を与えます。撮り直しが難しい場合でも、最低限リサイズと圧縮の見直しだけで印象が変わることがあります。

確認ポイント: トップページの写真は実際の人・場所か。画質は今のスクリーンで見て粗くないか。

③ キャッチコピーが「挨拶」になっている

トップページを開いたとき、最初に目に入る大きなテキスト。そこに何が書かれているでしょうか。

多くのHPで見かける表現があります。

「ようこそ〇〇へ!」
「私たちは〇〇を大切にしています」
「お客様のために、誠心誠意取り組んでいます」

これらは挨拶であり、自己紹介です。悪意はありません。しかし訪問者の立場から見ると、「で、私に何をしてくれるの?」という疑問に答えていません。

訪問者がトップページにたどり着いたとき、その人には何らかの目的や悩みがあります。その悩みに対して、このサービスが答えになることを、一番最初に伝える必要があります。

「ようこそ」は、その機会を逃しています。

確認ポイント: トップのキャッチコピーは「自分の話」か、「訪問者の話」か。

④ スマホで開いたら別物になっている

今、HPへのアクセスの6〜7割はスマートフォンからです。それでも、PCで正常に表示されることだけを確認して、スマホでの見え方を放置しているHPは多いです。

スマホで壊れているHPに共通するパターンがあります。

  • 横スクロールが発生する(コンテンツがはみ出している)
  • 文字が小さすぎてピンチイン操作が必要
  • ボタンが小さくてタップしにくい
  • メニューが開かない、または使いにくい

これらはデザインの問題ではなく、設計の問題です。PCを前提に作られたレイアウトがそのままスマホに表示されることで起きます。

スマホで崩れているHPは、「このサイトは管理されていない」というサインになります。たとえ内容が充実していても、使いにくければ読まれません。

確認ポイント: 今すぐ手元のスマホでHPを開いてみる。横スクロールは出るか。文字サイズは読めるか。

⑤ 「頑張っている感」のあるデザイン

最後に、少し判断が難しいポイントを挙げます。

作った当時は「かっこいい」と思ったデザインほど、後から見ると古く見えることがあります。

  • テキストや画像が次々とアニメーションで登場する
  • カラフルなグラデーションが全面に使われている
  • フォントが多種類使われていて統一感がない
  • バナーやボタンに影が多用されている

これらは、そのデザインが流行した時代のトレンドです。トレンドは移り変わります。意図せず「時代の刻印」を残してしまっている状態と言えます。

シンプルで余白のあるデザインは、流行に左右されにくいです。手を加えすぎていないように見えるデザインほど、時間が経っても古びにくいです。

確認ポイント: 過剰なアニメーションや装飾はないか。余白は十分に取られているか。

まとめ:今日確認できるセルフチェック

改めて5つのポイントを整理します。

  • お知らせの最終更新が1年以内になっているか
  • 著作権表記の年号が今年になっているか
  • トップページの写真がフリー素材でなく実際のものか
  • キャッチコピーが「訪問者の悩みや目的」に答えているか
  • スマートフォンで開いて崩れていないか

これらはすべて、技術的なリニューアルをしなくても今日から確認・改善できるものです。大掛かりな作り直しより先に、この5点を見直すことから始めてみてください。

「なんか古いな」という印象は、訪問者が言葉にする前に離脱として現れます。気づいたときに手を打てるかどうかが、HPが集客ツールとして機能するかどうかの分岐点になります。

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